064 憧れの風呂
「先日、初めて宝瓶宮の私室に伺ったのだが」
「うん」
「俺には理解出来ないものが多々あった」
「カミュは結構変だよ」
「知っている。知っているつもりでいた。
 しかしあの様は俺の常識を遥かに越えている」
「斜め上?」
「斜め上に天竺を見た。そんな気がしている」
「何に天竺を見たのさ」
「何故、リビングに風呂があるのだ」
「ああ。憧れなんだって」




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